日々の出来事をアレコレ書いているmarironですが、今回はちょっと真面目な内容を取り上げてみました。
今回のテーマは毎年この時期、marironを落ち着かない気分にさせる確定申告です。
どうぞ、最後までお付き合いくださいませ~♪
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著者:marironさま
ブログ:marironの気になるアレコレ♪
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確定申告受付中!
今年も確定申告の受付が始まりました!
お住まいの管轄にある税務署に行けば、手書き用の確定申告用紙をもらうことが出来ます。
ただ、寒い時季ですし、コロナ禍で外出はできるだけ避けたいところ。
ですので、パソコンで確定申告をするのがおすすめです。
国税庁ホームページに確定申告作成専用コーナーが設けてありますので、これを使えば簡単に確定申告の書類を作れてしまいます。
毎年、このコーナーが動き出す時期は異なるのですが、2021年は早々に動き出しており、すぐに使うことが出来ますので、一度覗いてみてくださいね。
確定申告をしなければならない人とは
毎年この時期になると「確定申告」という言葉をよく耳にするものの、「自分には関係ない」と思っている人も多いでしょう。
ただ、昨年は憎きコロナウイルスのせいで給料が減り、在宅ワークで収入を得たという人も多かったのではないでしょうか。
あるいは、フリーランスとして仕事を始めた人もいらっしゃるかもしれませんね。
確定申告をしなければならない人は、ざっくり分けると2つのパターンになります。
まず、会社員として給料をもらいながら、20万円を超える別の収入を得た人。
次が、フリーランスや自営業で年間に38万円を超える収入を得た人です。
会社員なら20万円、自営業や自由業の方は38万円を超える収入に対し、納税の義務が発生します。
そう聞いて「こんな少ない額の収入なのに、税金を納めるのは嫌だ~」と思った人は多いでしょう。わかります、わかります。marironもそうです。
ただ、会社員が副業で20万円を得た場合、かかった経費は最初から差し引いて計算できます。
例えば、WEBライティングで収入を得たとしましょう。
インターネットを使いますので、インターネットプロバイダ料やスマートフォンの利用代金が経費に該当します。
ライティングの勉強用に買った本や、学ぶために出かけた交通費も経費です。
これらを合計して収入から差し引いて20万円を下回るようなら、確定申告の必要はありません。
一方、フリーランスで38万円以上の収入があった人は、経費を差し引いて38万円以下になったとしても申告が必要です。
どちらに当てはまるかを考え、確定申告の必要があるかないかを判断してくださいね。
確定申告は青か白か?
「確定申告と言えば青」というイメージが強いのは、白色申告に比べて経費として認められる金額が大きいなど、控除の面でメリットが多いからです。
ただし、青色申告をするには管轄の税務署に行き、事前に「所得税の青色申告承認申請書」なるものを提出しておかないといけません。
さらに、承認されないと青色申告は出来ないのです。
これって、かなり面倒くさいですよね・・・。
その点、白色申告なら事前の申請なしで確定申告が可能です。
「副業で20万ちょっとの収入を得た」という人や、「そこそこ収入を得たものの、経費を差し引けばそんなに多くない」というフリーランスの人には、白色申告をおすすめします。
一昨年、昨年と、WEBライターとして確定申告が必要になる報酬をいただいたmarironも、確定申告は白です。
なぜかというと、白色申告の方が青色申告に比べて手間がかからないから。
簿記の知識がなくても出来てしまいます。
具体的に例をあげてみましょう。
経費を計上するには、何に使ったのかを明確にする「仕訳(しわけ)」を行います。
「何月何日、現金で文房具を買った」などといった内容を、仕訳帳に記載しておくのです。
青色申告では借方と貸方の両方の記載が必要で、借方が資産、貸方が負債です。
したがって、現金で1000円の文房具を買ったとしたら
(借方)消耗品費 1000円 (貸方)現金 1000円
と記載。現金が減って、消耗品である文房具が資産として増えたことを表します。
この「現金」や「消耗品費」という名前を「勘定科目」と言い、使った経費がどの勘定科目に該当するかも知っておく必要があります。
簿記の知識がないと、仕訳の時点で躓いてしまうのではないでしょうか。
その点、白色申告は簡易仕訳でOK!現金で買おうとクレジットカードで支払おうと、経費の勘定科目だけを記載しておけばいいので、慣れればとても簡単です。
1月10日 消耗品費 1000円
1月15日 通信費 5000円
といった具合に書いていけばよく、勘定科目もそう多くはないでしょう。
ライティングなら、インターネットプロバイダやスマートフォンの利用料金が代表的で、「通信費」で計上すれば問題ありません。
ただし、収入を得る目的のために専用のプロバイダやスマートフォンを利用しているのではなく、プライベートでも使っているなら、全額を経費として計上するのはNGです。
例えば、パソコンやスマートフォンの利用割合のうち、20%を収入を得るために使っているとしたら、20%に相当する金額が経費に該当します。
いざ!白色申告にトライ
すでに、令和2年分の確定申告用紙を作り終えたmariron。
国税庁ホームページの作成ツールは非常に分かりやすくて優れたツールなのですが、その年によって作成の順番が異なるのが難点です。
例えば、昨年は白色申告の内訳書を先に作成してから、確定申告書へと移る流れだったのですが、今年は反対でした。
そのため、入力したデータが消えてしまい、再度やり直すことに・・・。トホホ
勘定科目ごとに金額をまとめておいたので、気を取り直してやり終えました。
令和2年分の確定申告を白色申告でする際は、頭の片隅に置いておいてくださいね。
入力が必要なところはすべてツール内にありますので、当てはまる項目に金額を打ち込んでいくだけです。
通信費がいくらで、光熱費がいくらで・・・といった具合に、初めてでも問題なく進むでしょう。
ただし、入力する前にそれぞれの勘定科目の総合計を計算しておく必要があります。
仕訳は週に一度や月に一度といった具合にこまめに行い、最終的に一年分の勘定科目の額を合計しておくと、入力がスムーズです。
*確定申告はしないともったいない!
面倒くさいイメージが強い確定申告も、「白色申告ならできるかも?」と感じていただけたのではないでしょうか。
実際、marironも初めての時は心臓バクバクでしたが、思いのほかあっけなく出来上がりました。
さらにやってみてわかったのが、フリーランスの場合、確定申告によってその年の税金や社会保険料の金額が決まることです。
所得税に住民税、健康保険料の額を算定する基準になるのが、確定申告による収入額だったとわかり、いかに無知だったかを悟りました・・・。
コロナ禍の中で少しでも収入を得たいと頑張ったなら、簡単な白色申告で経費として計上できるものは計上し、節税しましょう!
ついでに社会保険料の支払額も少なくなれば、令和3年の経済的負担も助かりますしね。
そんなこんなで、来年も今年同様、白色申告できるだけの収入を得たいと願っているmariron。少しでも誰かのお役に立てばうれしいなと思うのでした。