こんにちは。現在40歳、1児の母です。
不妊治療を経て、38歳で妊娠・出産しました。
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著者・ブログ:家族に疲れたらここで癒されよう!
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不妊治療していましたが、妊娠や出産についての知識が余りありませんでした。
いざ妊娠してみると、予期しないマイナートラブルの連続とイメージと全く違うマタニティライフ。
何か起きるたびに調べてみても、詳しい事ってそんなに書かれてなかったりで、トラブルが起きる度に、心配な気持ちばかり募らせてしまいました。
ちょっとでも知っとけば、そんなに心配しなくて済んだのにと思う事ばかりだったのですが。
私の経験したマイナートラブルが、これから妊娠される方、出産を迎えられる方に少しでもお役に立てたら嬉しいです。
それでは、以下の見出しでお送り致します!
1 つわりで死にかける!
まずは、つわりの洗礼を受けました。
TVに出てくるような「急にウェッ!」のシーンって一瞬で終わってませんか。
実際は、そんな軽いものじゃなかったです。
6週目くらいから、食道に食べ物を入れてもしっかりと胃に落ちず、食べ物が食道の間を行ったり来たりしている感じなのです。
なので、ちょっとでも気を許すと口から出てきます。
よく、二日酔いのようなとか聞きますけど、私の場合は違いました。
まるで、大海原の中にカプセルに入った自分が、3D方向から常に動かされてる感じです。
ソファに座っていて、上半身の姿勢を1度変えるだけで吐きます。
右往左往しながら、吐き気のないポジションってのを24時間探して過ごします。
極稀に、良いポジションが見付かったら、如何なる状態でもその姿勢を死守!
床ずれが出来ても構わない!最悪お漏らししても構わない!
そのくらい吐き気のない姿勢を血眼になって探しています。
今だに不思議なことなんですが、感動するような曲や涙を流すと一時的に吐き気が緩和されるんです。理由はわかりません。
泣け、泣けとばかりにあらゆる感動動画を見ていました。
YouTubeの「鉄拳」さんが描くパラパラ漫画には毎回泣けて、とてもお世話になりました。
2 無痛分娩に騙される!
陣痛が恐ろしくて、無痛分娩が出来る産院を選びました。
無痛分娩とは、背骨の中にある硬膜外腔に管を入れておいて、陣痛時に麻酔を流して、痛みをなくした状態で分娩する方法です。
なのに!前処置の段階である、脊椎の硬膜外腔に入れておく管が入りません。
背骨に太い注射で管を入れるので、1回だけでもめちゃくちゃ痛いんです。
合計7回もの管を差しましたが、全て失敗に終わりました。
とうとう医師交代となり、別の医師に変わった途端に挿入成功。この技術は、医師の腕次第かもしれませんね。
無痛分娩は、病院によって麻酔を入れるタイミングが違います。
私の選んだ産院は、子宮口が6㎝に開くまで麻酔を入れてくれません。
その前の段階で麻酔を入れてしまうと、陣痛が遠のいて子宮が開きにくいんだそうです。
そして、子宮口が10㎝の全開になったら、どんなに痛くても麻酔を切られます。
全開になって麻酔を入れ続けると、微弱陣痛となり、赤ちゃんが出にくくなるんだそうです。
結果、子宮口6㎝から10㎝の僅かな間だけ麻酔を使いました。
それ以外の時間はより一層痛みを感じます。
子宮口全開で麻酔が切れた時の陣痛の痛みはショック死レベルです。
結局、無痛分娩は終始無痛ではありませんでしたね。
3 四つ這いで産む!
麻酔が切れてから本陣痛と戦っていましたが、なかなか産まれず。いきんでもいきんでも出てきません。
仰向け姿勢から横向きになったり。分娩台でゴロゴロ姿勢を変えてはいきみやすい姿勢を探してたんですが、仰向きだと全然力が入りません。
見兼ねた助産師さんが、
「四つん這いは?」と提案。
そんな発想なかった!!
陣痛の間を縫って、瞬時に体勢を変えました。
出産って、仰向け姿勢のイメージがあったんですけどね。四つん這いの発想はなかった。
四つ這いになったら、アレよアレよと30分くらいで産まれたんですよ。
助産師さんに
「久しぶりに四つ這い姿勢見たわ!」と言われました。
あの時四つ這いにならなかったら、かなり時間がかかってたと思います。
助産師さんが既に吸引分娩の器具を用意してたんで、赤ちゃんが早く出ないと危ない状態だったんです。
助産師さんの咄嗟の判断が私達親子を救ってくれたんです。
四つ這いの姿勢は力が入りやすくて、いきみやすかったですよ!
4 産後の体型が未だに土偶。
妊娠後期になると、体重が急激に増加しがちです。
普段と変わらない食事を取っていても、妊娠中期から一気に10㎏増えてしまいました。
しかし、出産直後はたったの3㎏しか減っていません。不思議ですよね。
残ったのは贅肉と伸びた皮です。
このたるんだ皮膚もいつかは戻ると思ってたら、2年経っても体重が落ちても変わりません。
減量して脂肪細胞が縮んでも、伸びきった皮の下に隙間が出来て皮膚がたるんでしまうのだそうです。体重が減っても、余った皮は残ってしまうんですね。
2年経とうとする現在、お腹の皮をズボンに捩じ込んでしまってます。
ズボンはファスナータイプからウエストゴムタイプに変えました。ゴムじゃないとお腹の皮がデロッと出てきちゃうから。
そして、断乳後のおっぱいは下に向かって急降下。
この現象は、授乳の為に乳腺を守っていた脂肪が、卒乳するとなくなってしまっておっぱいの張りがなくなるんだそうです。
そして、授乳中にパンパンに張ったおっぱいを、引き上げてくれていたクーパー線という靭帯が伸びきってしまうため、垂れ乳になってしまうんですね。
私の体型は、ずっと土偶のままです。
5 妊娠前にこれだけは知って欲しい
それは、風疹ワクチンを打ったのに抗体がついて居なかった事に気か付かなかった事です。
こんな大事な事を、妊娠中にようやく気付いたんです。
風疹ワクチンは1度接種した事があるし、抗体もあるだろうと思っていたのですが、妊婦健診で、抗体が非常に低い事がわかったんです。
風疹の抗体は、1度打っても抗体値が低い事があるそうです。
低い場合は、もう一度打って抗体値を高めて予防します。
妊婦さんが妊娠20週ころまでに風疹にかかると、生まれた赤ちゃんが耳や目、心臓などに障害をもつ可能性があります。
勿論、妊婦になってからではワクチンは打てません。
私は、不妊治療の検査をしていたのにも関わらず、風疹抗体の検査をしていなかったんです。
私の妊娠中、風疹が大流行した年でした。人混みは勿論の事、気軽に外出は出来ません。
風疹は流行があり、5〜9年毎に大流行があります。
風疹は、ワクチン接種にて予防できるウィルスです。
まずは、ご自身に抗体があるかどうか、検査で確かめてみてください!
自治体によっては、無料のクーポンを配ってるところもありますよ。
ホームページで確認してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
ここには書いていない、妊娠中のマイナートラブルはまだまだあります。
自分がもう少し、妊娠・出産について勉強していたら余裕を持って対処してたかもしれませんが、いざなると命を守る事で気持ちはいっぱいになります。
悩みを共有したいんですけど、妊娠中は妊婦さん同士で話す機会があまりないんですよね。
もし、マイナートラブルに見舞わたら、我慢せず医師や助産師に相談して、対処方法を聞いてみてください。
私は、酷い吐きづわりの時に医師に相談して薬を処方してもらったら、随分と楽になりました。
話すことで、不安な気持ちが緩和されることもあります!
出産の事も不安になったら、産院に聞いてみたり質問してみると気持ちが安心しますよ。
これから妊娠・出産を迎える方が、一つでも多くの良い思い出が増えますよう心から祈ってます!
最後までお読みいただきありがとうございます。